「青・紫・黄…」そのあざの色危険かも!専門家があざの色、種類について徹底解説!
青いあざ、紫のあざ、黄色いあざ。これらの色の変化に隠された健康のサインをご存じですか?
放置しても良い場合と、早急な対応が必要な場合があります。
この記事では、あざの色や種類からわかる健康状態を専門家の視点で解説し、危険信号を見逃さないためのポイントをお伝えします!
あざができる仕組みと色の変化
ぶつけたときなどにできるあざの仕組みや色の変化について解説していきます。色が長時間変化しない場合は病院に行った方がいいこともあります。
あざができる仕組み
あざ(医学用語では「皮下出血」または「挫傷」)は、外部からの衝撃や体内の異常によって皮膚の下に血液が漏れ出ることで発生します。
あざの原因は、大きく2つに分けられます。それぞれ解説していきます。
- 皮膚の下にある血管が傷つき、血液が皮膚の下に漏れ出すことが原因です。転んだり、きつい靴を履いたりしたときできることが多いです。
- 血管が弱っていることによって、日常的な刺激で血液が漏れ出てしまうことがあります。高齢者の方やビタミンCが不足している人に多いです。
あざの色が変化する理由
あざの色は、体の中で血液の分解することによって変化します。血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンが分解されるときにさまざまな色になるため、時間とともに色が変わります。
あざができてから1~2日になると、血液が皮膚の下に漏れたばかりの状態です。 血液中にヘモグロビンという成分が酸素を含んでいるため、あざは濃い青色や黒っぽい紫色になります。まだ体が血液を分解していない「新しいあざ」の特徴です。
あざができてから2~4日になると、皮膚の下に漏れた血液が酸化し始めます。血液ヘモグロビンが酸素を内部に、分解が進むため、あざは濃い紫色や黒い色になります。この段階は、あざが回復に向かう最初のステップです。
あざができてから4~7日になると、血液中のヘモグロビンがさらに分解されて緑色や黄色の色素が作られます。このため、あざの色は緑色から黄色へと変化していきます。あざが治り始めているサインです。
あざができてから7日以降になると、血液中の色素ビリルビンが代謝されて体外に排出され、あざが薄くなっていきます。この時期のあざは薄い黄色を経て、徐々に元の皮膚色に戻ります。これは、体が完全に修復されつつある状態です。
色が変化しない場合の注意点?
色が変わらないあざや消えるまでに長い時間がかかる場合には、体内で特定の問題が起きてその代表的な原因として、血液循環の低下と深層組織の損傷が挙げられます。
ポイント
- あざの色は、体内で血液が分解されていることを示す重要なサイン。
- 色が正常に変化しない場合やあざが頻発する場合は、医療機関での検査をおすすめします。
この仕組みを理解することで、あざの状態が健康状態の指標になることを意識できます!
あざの色別危険度チェック
通常のあざは、青→紫→緑→黄と順調に色が変化し、1〜2週間以内に消失することが多いです。もし、下記のような特徴がある場合は危険なサインかも!?
青あざは、ぶつけたり転んだりしてできることが多いですが、もし原因不明で突然大きな青あざができた場合や、頻繁に青あざができる場合は注意が必要です。血液が固まりにくい病気や栄養不足(ビタミンCやビタミンK)などが原因となっている可能性があります。また、青あざが痛みや腫れを伴い、押すと激しい痛みがある場合は、骨折や体の深い部分の損傷、さらには感染症の可能性も考えられます。
青あざが通常の範囲を超えて長期間残ったり、痛みや広がりを伴う場合は、体が何らかの異常を訴えている可能性があります。特に色が濃いまま変化せず長期間続く場合は、血液の吸収や分解が正常に進んでいない可能性があり、血液循環の問題や体の修復機能の低下が考えられます。また、圧迫しなくても激しい痛みがある場合は、内部で血液がたまった「内部血腫」や筋肉の深い損傷が疑われます。あざが広がり続ける場合は、体内で出血が止まらない「出血性疾患」の可能性があり、緊急の対応が必要なケースもあります。
黄色や緑の色が1週間以上続く場合は、体が血液を分解・吸収する代謝の働きが低下している可能性があります。これは代謝異常や血液循環の問題が原因となっている場合があります。また、全身に同様のあざが多発している場合は、慢性的な疾患や栄養不足(特にビタミンCやKの欠乏)による血管の弱さが影響していることがあります。
色が変化しない、拡大する、痛みや腫れが強い場合は早急に医療機関で検査を受けることを大切です!
病院へ行くタイミング
あざができたときの対処法
日常生活であざができたとき、適切な対処を行うことで回復を早め、悪化を防ぐことができます。また、あざができにくい体をつくるためには、予防策を意識した生活が重要です。
初期対応:冷却で炎症を抑える
あざができた直後の初期対応として、怪我をしてから24時間以内は患部を冷やすことが最優先です。氷や冷却パックをタオルに包み、10〜15分間患部に当てることで、血管を収縮させて出血を抑え、あざが広がるのを防ぎます。肌を傷めないよう、冷却時は必ずタオルを使い、間隔を空けながら冷やすことがポイントです。迅速な冷却対応により、腫れや痛みも軽減できます。
圧迫:出血を抑え
怪我をした直後は、出血を気にするために包帯やタオルで患者部を軽く圧迫することが効果的です。 圧迫することで血管が狭くなり、血液の漏れを予告します。
流れが無視される可能性があるため、適度な力で優しく行うことが重要です。この対応を行うことで、あざの広範囲を守ることができます。
24時間以降:温めて血流を促す
あざができた後の温めケア
あざができてから24時間以上経過したら、患部を温めることで血流を促進し、体が漏れた血液を吸収するのを助けることが大切です。温湿布や温かいタオルを使用して、患部を優しく温めると効果的です。この方法により、血流が良くなり、あざの治癒が早まります。適切なタイミングで温めることで、回復を効率的にサポートできます。
ケアの注意点
あざができたときは、強くマッサージをすると血管をさらに傷つける可能性があるため避けましょう。また、化粧やクリームで覆う場合は、患部を清潔に保ち、感染を防ぐことが大切です。
まとめ
あざの色と変化を見極める
青→紫→緑→黄といった色の変化は正常な治癒過程を示しますが、色が変わらない、または長期間続く場合は異常の可能性があります。
適切な対処法と予防策を知る
あざができた直後は冷やし、24時間以降は温めるなど、タイミングに応じたケアを行うことで治癒を早めることができます。また、栄養バランスや運動習慣を見直すことであざを予防することができます。
医師に相談が必要な場合を見極める
あざが頻発する、痛みや腫れが激しい、または原因不明で広がり続ける場合は、早めに医療機関で検査しましょう。
読者へのメッセージ
あざは体が発する健康のサインです。普段からあざの色や変化を注意深く観察し、必要に応じて適切なケアを行いましょう。気になる症状があれば専門家に相談することが、健康維持への第一歩です。
当院へ是非お越し下さい
最後に、長原環七通り接骨院では皆さまの健康をサポートするため、肩こり、骨盤矯正、腰痛などに関する相談や治療を行っています。
身体の不調でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください!
今回の記事はこれで以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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