寝違えが治らない！？接骨院でできる寝違えの施術方法とその対策とは

寝違えが起こるわけ

寝ている間に起こることから「寝違え」と呼ばれていますが、なぜ寝ている間なのに筋肉や靭帯が炎症を起こしてしまうのでしょうか？
その原因は、いくつかのことが考えられます。

無理な姿勢

寝ている時の姿勢は自分ではコントロールすることができないため、無理な姿勢を取ってしまっている場合があります。
そうすると、長時間にわたって首や肩の筋肉が圧迫され、血流が悪くなることで炎症を起こしてしまうのです。

また、枕の高さがあっていない場合にも、睡眠中はずっと首に大きな負荷を与えることになるため、炎症を引き起こす原因になってしまいます。

前日の疲労

前日に首や肩の筋肉疲労が蓄積されていると、睡眠中に体温が下がることで血行も悪くなり、炎症を起こしやすくなります。
過度のスポーツが筋肉疲労につながるだけではなく、スマホやパソコンの長時間使用など日常生活の行動も原因になり得ます。

一度の行動や動作が筋肉疲労を起こしているのではなく、日々の行動や動作が積み重なることで筋肉疲労は起こります。

寝違えの代表的な症状

寝違えを起こすと、起きた時から首から肩の後ろにかけて痛みが生じます。

この痛みは筋肉痛のような鈍い痛みで、首を一定方向に向けると痛みが強くなります。

首の痛み: 寝違えの最も一般的な症状は、首の痛みです。この痛みは通常、一側の首に局在し、鋭い、鈍い、痛む、刺すような感じがします。首を動かすと痛みが増すことがあります。

首のこわばり: 寝違えの場合、首の筋肉が硬直し、こわばることがよくあります。これにより、首を動かすのが難しくなることがあります。

肩の痛み: 寝違えは時に肩にも痛みを引き起こすことがあります。首の筋肉と肩の筋肉は密接に関連しており、痛みが広がることがあります。

頭痛: 寝違えが進行すると、頭痛が発生することがあります。これは、首の筋肉の緊張が頭痛の原因となることがあるためす。

首の可動域の制限: 寝違えにより、首の可動域が制限されることがあります。首を左右に向けたり、上下に傾けたりすると、痛みやこわばりが感じられます。

しびれや痺れ: 重度の寝違えの場合、首から肩、腕、手にかけてしびれや痺れが発生することがあります。これは神経圧迫が関与している可能性があります。

吐き気やめまい: 一部の人々は、首の痛みに伴う吐き気やめまいを経験することがあります。これらの症状は痛みや緊張から発生することがあります。

寝違えの症状は個人によって異なり、症状の重度や持続期間も異なることがあります。

軽度の寝違えの場合、症状は数日から数週間で自然に改善することがありますが、重度の場合や症状が持続する場合は、医療の専門家に相談することが重要です。

寝違え対策や予防方法

寝違えが起こると痛みがあるだけではなく、動かしたい方向に首を動かせないため、生活の中で不便なことが多くなってしまいます。

寝違えが起こった時、可動域を確認したり、少しでも早く痛みの改善と首が動かせるようにしたいと、無理に首を動かす方もいるでしょう。

しかし、起きて寝違えたと分かった直後は、楽な位置から首を無理に動かさないようにしましょう。
より痛みが悪化する恐れがあります。

日常でおこなえる寝違えの対処法・予防方法は次のことが挙げられます。

アイシング

寝違えが起こり、痛みが強い場合にはアイシングをしましょう。
痛みのある首や肩を冷却パックなどを用いて冷やすことで、炎症を抑えられるので痛みが緩和します。

ただし、長時間冷やすと凍傷を起こす可能性があるので、10～15分ほど冷やして様子をみましょう。

寝具や枕を見直す

寝具や枕があっていないと、首に負荷がかかるため寝違えを起こしやすくなります。
低反発などの柔らかいマットは寝返りがうちにくく、負荷を長時間かけてしまいやすくなります。
そのため、硬めのマットを選びましょう。

また、高さの高い枕を使用していると首と肩に負荷がかかるので、低めの枕がおすすめです。

ストレッチをする

首や肩の筋肉疲労が蓄積されれば寝違えを起こしやすくなるため、日頃からストレッチをすることで筋肉が硬くならないようにほぐしましょう。
デスクワークなどで同じ姿勢が続くような場合も、首や肩を動かすストレッチを合間に行ってください。

施術方法

誰でも一度は経験があると思われる寝違え。
寝違えは、主に不良姿勢で寝てしまうことにより、筋肉が引き伸ばされて発生することが多いです。

ただ、患者様の中には、たびたび寝違えを繰り返している方が見受けられます。
この場合、たとえ良い姿勢で寝ても痛みを繰り返すことが多く、原因としては、頚椎の異常可動性・ストレートネックなどが考えられます。

当院の寝違え施術は、モビリゼーション・アクチベーターテクニック・チャレンジテストなどを行い、早期改善・根本施術を目指します。

寝違えの施術は、特定の症状や原因に応じて異なる場合がありますが、以下は一般的な施術方法のいくつかです。

• 手技療法: 専門家は、痛みを和らげるために首や背中の筋肉と関節に対してさまざまな手技療法を使用することがあります。これには、マッサージ、ストレッチ、調整などが含まれます。
• 電気療法: 電気刺激を使用した治療（電気刺激療法）は、筋肉の緊張を緩和し、痛みを軽減するのに役立つことがあります。
• 温熱療法: 温熱パッドや温水ボトルを使用して、筋肉をリラックスさせ、血行を促進することがあります。

当院では、患者に対して自宅での痛みの管理や予防のためのアドバイスを提供することがあります。これには、適切な姿勢の維持、ストレッチ、運動、アイスパックや温熱療法の使用方法などが含まれます。