それって普通の頭痛じゃないかも?頭痛の種類と原因について徹底解説

頭痛と聞くと、みなさん一度は経験したことがあると答える人が多いのではないでしょうか?その中でも近年では、日本人の3人に1人は慢性頭痛を患っていると言われています。すごいですよね、約33%の方が日々、頭痛に悩まされているんです。

あるデータには頭痛に悩む方の約90%が何もせずに我慢をしていたり、薬局で自分で薬を買って対処しているという結果も出ています。たとえ頭が痛かったとしても全体の10%の人しか医療機関への通院がないということです。

その背景には

  • 長年の悩みだから
  • 病院に行っても薬を処方されて終わりだから

などといった理由があるのかもしれません。ただもしかしたらその頭痛は薬以外でも対処可能な頭痛かもしれません。もしくは、放っておいてはいけない大きな病気の予兆かもしれません。

今回はそんな当たり前にある”頭痛”について解説していきますので、是非最後まで読んで参考にしていただければと思います。

長原環七通り接骨院では、身体のさまざまなお悩み・ご質問等の相談も承っていますので、お気軽にご相談下さい。

目次

頭痛の種類

みなさんは一括りに”頭痛”といっても、いくつかの種類があることをご存知でしょうか?まず頭痛は大きく分けて二つの種類に分類できます。

それが

  1. 一次性頭痛
  2. 二次性頭痛

です。まずこの二つに大きく分類することができ、一般的にみなさんが頭痛と言われて連想されるのは一次性頭痛の方になります。

では、一次性頭痛とはどういったものなのか、どういった対処をするのが正しいのか、詳しくお話ししていきます。

一次性頭痛

一次性頭痛は、特に病気で起こるわけではありません。代表的なものとして、片頭痛(偏頭痛)、緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。

片頭痛(偏頭痛)

片頭痛は、何らかの理由でこめかみ部分の動脈や脳の血管が広がり、そこに流れる血流が増加することで、その周りの神経が刺激を受けて起こる頭痛です。片側に痛みが出ることが多く、ズキンズキンといった拍動するような痛みを伴い、症状が重い人は発作的に吐き気を伴うこともあります。

身体がだるくなり、動かすのが辛くなることや、光や音の刺激で悪化してしまったり(光過敏、音過敏)、匂いに敏感になることも特徴です。

対処方法としては、音や光を避けられるような暗い部屋で安静にして、痛みが強いようであれば冷たいタオルや氷嚢で痛い部分を冷やすことも効果的です。

また、コーヒーや緑茶などに含まれるカフェインは血管を収縮する作用があり、痛みのある早朝などに適量を飲むと効果的です。ただし、過剰摂取は逆に頭痛を誘発する恐れがあるので、摂取量には十分な注意が必要です。

緊張型頭痛

緊張型頭痛は、筋肉の緊張や心のストレスにより起こることが多い頭痛です。パソコンやスマホなどの画面を長時間注視することが多い人や、長距離トラックの運転手、タクシードライバーなど同じ姿勢が続きやすい人に多く起こります。頭痛患者さんの中で一番多いタイプで、当院の頭痛患者さんも多くがこの緊張型頭痛です。

痛みは偏頭痛と違い、ズキンズキンとした拍動性の痛みではなく、締め付けられるような重だるく鈍い痛みを伴うことが多いです。

対処法としては、首や肩などをお風呂に浸かるなどして温めてあげることや、ストレッチや軽いマッサージなどをすることで血行を良くしてあげることが効果的です。ただし、過度なストレッチやマッサージは悪化する可能性があるため、注意が必要です。

群発頭痛

群発頭痛は数ヶ月から何年かに一度、あるまとまった期間ほぼ毎日のように起こる頭痛です。片側の目の奥が抉られるような激しい痛みが数十分から3時間ほど続き、1日に何回も起こる頭痛です。夜中や明け方に発症することが多く、圧倒的に男性の割合が高いです。

対処法としては、アルコールが誘発因子になり得ることがあるため、症状が出るときはアルコールを控えることや、入浴後に痛みが出やすい人は湯船につからずシャワーだけで済ませるなどを心がけましょう。血管が拡張することにより痛みが増悪することが多いため、そういったことが考えられる行動は控えるようにしましょう。

二次性頭痛

頭痛の中にはただの頭痛(一次性頭痛)ではなく、実は大きな病気の前兆や、もうすでに危険信号として体に現れている場合もあります。それらの頭痛を”二次性頭痛”と呼びます。

では、二次性頭痛とはどういったもので、どのように対応すべきなのか、いくつかの例について解説していきます。

くも膜下出血

二次性頭痛の中でも代表的なものがくも膜下出血です。くも膜下出血は、突然に後頭部が爆発したかのような激しい頭痛が起こります。吐き気を伴うことも多く、意識を失うこともあるため、注意が必要です。

ただし、頭痛があまり目立たないこともあり、注意が必要です。ズーンとする衝撃感や気が遠くなるような感覚、めまいやふらつきといった違和感が、いきなり起こることが特徴です。

くも膜下出血かどうかの診断は時に難しいこともあり、判断に迷うことがあります。今まで経験したことのない突然の頭痛を自覚した場合、頭痛だからといって軽視せず、病院への早期受診をお勧めします。

脳腫瘍

脳腫瘍による頭痛は、突然に起こることはまれで、数週間から数ヶ月かけて徐々に強くなることがあります。頭痛は朝方に強くなることが多く、頭痛で目覚めたりするのですが、起きてしばらくすると改善することがあります。

頭痛に手足のしびれ、目のかすみ、視界の不良、けいれんなどの神経症状を伴う場合、CTあるいはMRI検査が行われます。また、脳ドックなどで偶然に脳腫瘍が見つかることもあります。

脳腫瘍がすべて悪性のものではありません。良性の脳腫瘍の場合、手術を行わずに経過を観察することもあります。早期に発見することが重要であり、生活習慣などにも気をつけることが大切です。

頭痛の注意点

慢性頭痛 つらい

頭痛がするときに気をつけたいことは、薬に頼りすぎないことです。痛みが出るとすぐに薬で対処することがあるかもしれませんが、薬だけで対処していると、どんどん強い薬が必要になり、また、体が危険信号を出している痛みの兆候を見逃す可能性があります。

薬は有効な手段ですが、過剰摂取には注意が必要です。

まとめ

このように、頭痛は一括りにできるものではなく、さまざまな種類が存在します。頭痛は単なる症状だけでなく、その背後に潜む様々な原因があることを理解することが重要です。多くの人が頭痛を経験する中で、その痛みが一次性頭痛であるか、それとも二次性頭痛かを区別することは健康への一歩となります。

自分の頭痛がどの種類に当てはまるのかを理解し、正しい対処法を選択することが大切です。また、頭痛が慢性化する前に、早めに専門家に相談することもおすすめです。

長原環七通り接骨院では多くの頭痛症状の患者さんに対応し、専門的な治療とアドバイスを提供しています。私たちの使命は、患者さんが健康な生活を取り戻し、頭痛から解放されるお手伝いをすることです。

頭痛にお悩みの方は、一人で悩まず長原環七通り接骨院にご相談ください。私たちは皆さんの健康をサポートし、頭痛からの解放をお手伝いします。

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