勘違いしてない?!産後骨盤矯正の効果と自宅でできるストレッチについて

目次

産後骨盤矯正とは

骨盤矯正 画像

産後の骨盤にはさまざまな悩みや変化が起こることがあります。

分娩時の骨盤の広がりや体重の変化により、骨盤が歪んでしまうことがあります。これにより、体のバランスが崩れ、歩行や立ち上がりの際に不安定さや痛みを感じる原因となることがあります。

妊娠中に骨盤周りの筋肉は伸び縮みし、分娩時には大きな負荷がかかります。そのため、産後は骨盤底筋群が弱り、尿漏れや骨盤のサポート不足などの問題が生じることがあります。骨盤の変化やゆがみにより、腰や股関節周辺の筋肉や靭帯に負担がかかることがあり腰痛や股関節の痛みの原因になります。

産後骨盤矯正は、妊娠や分娩によって変化した骨盤の位置やバランスを調整する治療方法です。

すぐにできる簡単なストレッチ

ヒップストレッチ

STEP1

床に座り、片足を伸ばし、もう一方の足を曲げて膝を立てます。

STEP2

曲げた足を外側に引き寄せ、腰を正しく保ちながら伸ばした足の側を伸ばします。数十秒キープしてから反対側も行いましょう。

ペルビックティルト

ペルビックティルト 画像
STEP1

仰向けに寝て、膝を曲げて足を床につけます。

STEP2

腰と骨盤を床に密着させながら、骨盤を前後に傾けます。骨盤を後ろに倒し、お尻を締める感じを意識しながら行いましょう。

スクワット

スクワット 画像
STEP1

足を肩幅に広げ、膝を曲げてゆっくりとしゃがみます。

STEP2

背中はまっすぐに保ち、お尻を引き締めながら行います。最下点で数秒キープし、ゆっくりと起き上がります。

バタフライストレッチ

バタフライストレッチ 画像
STEP1

床に座り、足裏をくっつけて膝を外側に広げます。

STEP2

膝をゆっくりと下げながら、腰を正しく保ちながらストレッチします。数十秒キープしてからゆっくりと戻します。

これらのストレッチを行う際には、無理な力を入れずにゆっくりと行いましょう。痛みや違和感を感じたらストップし、自分の身体に合った範囲で行うことが大切です。

産後骨盤矯正の効果

姿勢改善 画像

産後骨盤矯正は、適切な方法で行われるとさまざまな効果が得られます。以下に、産後骨盤矯正によって得られる効果を詳しく説明します。

骨盤の正しい位置に戻す

妊娠や出産によって歪んだ骨盤を矯正することで、身体のバランスが改善されます。骨盤が正しい位置に戻ることで、脊椎のカーブや肩の位置が整い、姿勢が良くなります。また、歪みが内臓の位置にも影響を与えることがあります。骨盤矯正によって内臓の位置が正常化されることで、内臓の機能や動きが改善することができます。

腰痛の軽減

産後には腰痛が起こることがありますが、骨盤矯正によって腰部の負担が軽減されます。骨盤が正常な位置に戻ることで、腰部の安定性が向上し、腰痛の症状が緩和されます。

また、骨盤矯正によって骨盤周辺の筋肉や組織の緊張が緩和され、血液循環が促進されます。血液の循環が良くすることができます。正しい骨盤の位置に戻すことで、身体の負担が均等に分散されます。

身体の柔軟性の向上

骨盤矯正によって身体の柔軟性が向上します。骨盤が正しい位置に戻ることで、関節の可動域が広がり、身体の柔軟性が向上します。また、施術によりリラックス状態になることでストレスの軽減や心身のリフレッシュ効果ができます。

産後骨盤矯正のQ&A よくある疑問に専門家が回答

産後骨盤矯正は痛いですか?

産後骨盤矯正の施術は、痛みを伴わずに行われることが一般的です。専門家は患者の状態を評価し、適切な方法を選択します。施術中に痛みや違和感がある場合は、すぐに伝えることが重要です。また、自宅でのトレーニングやストレッチも痛みを感じない範囲で行うようにしましょう。

産後骨盤矯正は何回ぐらい行えば効果が現れますか?

効果の現れるまでの回数は個人によって異なります。一般的には、数回から数ヶ月にわたって継続的に施術やトレーニングを行うことが推奨されます。専門家は患者の状態や進捗を評価し、適切な回数や頻度を提案します。また、施術やトレーニングだけでなく、日常生活での姿勢や動作の改善も大切です。

産後骨盤矯正は自宅でもできますか?

一部のトレーニングやストレッチは自宅でも行うことができますが、正しい方法やタイミングを知ることが重要です。自宅でのケアを行う際には、専門家の指導を受けたり、信頼できる情報源を参考にすることをおすすめします。また、自己判断で行う場合でも、痛みや違和感がある場合は中止し、専門家に相談することが大切です。

産後骨盤矯正は保険適用されますか?

産後骨盤矯正の保険適用は一般的にありません。ただし、一部の保険や助成制度を利用することができる場合もありますので、自身の保険や地域の制度を確認してみてください。また、施術費用は専門家や施設によって異なるため、初回相談や料金について事前に確認しておくことをおすすめします。

産後の骨盤の歪みを防止するには

ストレッチ 画像

産後の骨盤の問題を防ぐためには以下のような対策を取ることが大切です。

骨盤ケアを始める

分娩後すぐから骨盤のケアを始めましょう。まず骨盤周りの筋肉を強化し、バランスを整えるために適切なエクササイズを取り入れましょう。ピラティスやヨガなどの骨盤調整のエクササイズもおすすめです。正しい姿勢を保つことで骨盤の位置を整えることができます。

また長時間の座り仕事や立ち仕事では、背筋を伸ばし、骨盤を立てるように意識しましょう。

足や骨盤の筋肉をほぐす

足の筋肉のコリが骨盤の歪みに繋がることがあります。足首を回したり、前後に動かしたりするストレッチを行いましょう。足裏をローラーやテニスボールでマッサージすることで、筋肉の緊張をほぐすことができます。また日常的に骨盤周りのマッサージやストレッチを行い、筋肉の緊張をほぐしましょう。

骨盤のストレッチとして以下の方法もおすすめです。

①グルートブリッジ: 仰向けに寝て、膝を曲げた状態でお尻を上げます。

②サイドランジ: 足を大きく開いて一方の足を曲げ、体を斜めに傾けます。

骨盤の健康を意識した食事サポート

食事改善 画像

産後の骨盤の健康をサポートするためには、バランスの取れた食事を摂ることが重要です。以下に、産後骨盤に良い食事方法を詳しく説明します。

タンパク質・カルシウム

タンパク質は骨や筋肉の形成に不可欠な栄養素です。産後は体力の回復や筋肉の修復に必要なたんぱく質をしっかり摂るようにしましょう。鶏肉、魚、豆類、卵、乳製品などの良質なタンパク源をバランスよく取り入れましょう。

またカルシウムも骨の形成に欠かせない栄養素です。産後は骨盤の回復に必要なカルシウムをしっかり摂ることが重要です。乳製品、大豆製品、小魚などのカルシウム豊富な食品を積極的に摂取しましょう。

ビタミンD

ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨の健康をサポートします。日光浴や食品からの摂取がおすすめです。魚、卵、キノコ類などにも含まれています。

鉄分

産後は出産による出血や授乳による栄養消費があり、鉄分の補給が重要です。レッドミート、レバー、ひじき、ほうれん草などの鉄分豊富な食品を積極的に摂取しましょう。

フィトエストロゲン

フィトエストロゲンは女性ホルモンと似た働きをする成分で、骨の健康維持に役立ちます。大豆製品(豆腐、納豆、豆乳)、豆類、ナッツ、種実類などに含まれています。

以上の栄養バランスの良い食事を心掛けて、骨盤の健康をサポートしましょう。産後の骨盤の回復や健康維持に役立つことが期待されます。全体的にバランスのとれた食事を心がけ、偏った食事やジャンクフードの摂り過ぎを避けましょう。

産後骨盤矯正の適切なタイミングとは?早めのケアの重要性

専門家への相談 画像

産後骨盤矯正の適切なタイミングは、出産後できるだけ早い段階から始めることが重要です。

骨盤の歪みやゆがみを早めに改善することで、身体のバランスが整い、腰痛や骨盤周辺の不調を軽減することができます。また、骨盤の正しい位置に戻すことで、内臓や筋肉の働きも改善され、代謝や消化吸収の効率も向上します。

出産により骨盤は大きく開いた状態になり、その後もホルモンの変化や授乳の影響などで体のバランスが乱れやすくなります。早めの骨盤矯正ケアを行うことで、骨盤の正しい位置に戻し、身体の回復を促すことができます。

早めの産後骨盤矯正を行うためには、産後すぐから専門家の指導のもとで正しい姿勢や動作を学ぶことが大切です。

また、マタニティベルトや特殊なトレーニング器具を使用することもあります。ただし、個人の状態や体力に合わせた適切なケアを行うため、必ず専門家との相談や指導を受けることをおすすめします。

当院にぜひお任せください

日々の生活習慣やエクササイズすることで骨盤の痛みの緩和や予防になります。

エクササイズや生活習慣の改善をしても症状がつらい時は、是非一度当院にご相談ください。それぞれのお悩みに合った治療法・施術のご提案をさせて頂きます。

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