その肩こり、演奏中の姿勢が原因かも?姿勢のプロが根本から改善する方法を伝授

「練習すればするほど、体が辛くなる…」
楽器を練習に励む皆さん!音楽を心から楽しみたいのに、練習後の肩こりや首の痛みに悩まされていませんか?それは、あなたの姿勢が原因かもしれません。

無意識の力みが、あなたの身体の痛みの原因となり、演奏を妨げているとしたら?

この記事では、その痛みの根本原因を「姿勢」から解き明かし、楽器を演奏するすべての人が続けるためのヒントをお届けします。

この記事でわかること
・演奏中の肩こりの本当の原因
・今日から実践できる具体的な改善策
・正しい姿勢がもたらす演奏技術へのメリット

目次

演奏中の痛みの原因


毎日の楽器練習で以下のような不調が出てきているのにも関わらず、練習を続けてる人も多いはずです。

・トランペットやホルンを吹くたびに肩や首に力が入る
・フルートを長時間構えていると右腕の付け根が痛くなる
・譜面が見えにくく、前かがみで演奏してしまっている

姿勢のプロの視点から見れば、決して「頑張りの証」ではありません。あなたの姿勢による不調なのです。このサインを見過ごすと、慢性的な痛みにつながるだけでなく、練習そのものが非効率になり、上達を妨げることにもなりかねません。

次の章では、多くの演奏者が陥りがちなNG行動を掘り下げていきます。あなたの痛みの原因はどこにあるのか、一緒に見つけていきましょう。

演奏中にしてはいけない3つのNG行動

多くの演奏家が抱える肩こりの原因は、長時間にわたる同じ姿勢と、無意識に入ってしまう余計な力にあります。特に管楽器奏者の身体に大きな負担をかけているのは、以下の3つのNG姿勢です。

良い音を出そうと「力む」癖

管楽器の演奏では、大きな音を出そうと意識するあまりに力を使って吹いた経験が一度はするはずです。この力んで出した音は固い音になるだけでなく、呼吸が浅くなり良い音を出すことも難しくなってしまいます。また、慢性的に首や肩、腕に力が入ると、筋肉が緊張し、血行不良を引き起こすことで肩こりの原因ともなります。

大きい音を出すときもたくさん息を使うことを意識しましょう!

楽器の重さで姿勢が悪くなる

フルートやオーボエ、サックスなど、楽器を構える際にその重さで姿勢が悪くなる人も多くいます。無理に肩や腕で支えようとすることで、肩や腕の筋肉に過度な負担をかけ、「楽器の重さ」による肩こりや痛みを引き起こします。楽器は骨格全体でバランスよく支えるべきものです。

自分の正しい姿勢で座った状態のまま、楽器を構えるようにしましょう!

息を吸い込む際に「肩が上がる」習慣

先ほど息をたくさん吸うことが大切だといいましたが、深く息を吸い込もうとして、肩が不自然に上がってしまうことはありませんか?これは、横隔膜を使わず、首や肩まわりの筋肉に頼って呼吸しているサインです。このまま演奏続けることで首や肩の筋肉に常に負担をかけ続け、肩こりの根本的な原因となります。

https://medical.secom.co.jp/prevent/kenko/column/kenko_c20.htmlより引用

正しい息の吸い方を腹式呼吸といいます。上の写真のように練習することで正しい息の使い方をすることができるようになりますので、ぜひ試してみてください!

正しい演奏姿勢を手に入れる方法とは

管楽器奏者にとって脱力をすることは演奏するにも、肩こりにも大切なことです。しかし、ただ単に「力を抜く」と言われても難しいはずです。姿勢を改善することで自然な脱力と深い呼吸をできるようにしてみましょう!

正しい姿勢について

自分の演奏姿勢の癖を客観的に知ることが第一歩です。全身が映る鏡の前で楽器を構えてみたり、スマートフォンで演奏中の自分を録画してみましょう。自分では気づかなかった姿勢の歪みや、無意識の力みを発見できるはずです。

座って演奏する場合
お尻の坐骨をイスにしっかりとつけ、骨盤を立てます。上半身はリラックスさせ、腹式呼吸がしやすい状態を保ちます。
立って演奏する場合
足の裏全体で床を踏みしめ、重力を利用してリラックスした状態で立ちます。肩甲骨を軽く寄せるように意識すると、胸が開き、自然と良い姿勢が保てます。

楽器ごとに正しい姿勢は少し異なりますので、自分で「楽器名+正しい姿勢」で検索することをおすすめします!

今すぐできる!肩こり解消のための簡単ストレッチ

正しい姿勢で演奏していたとしても、長時間の演奏によって筋肉は疲れてしまいます。少しでも良いパフォーマンスで演奏できるために必要な簡単なストレッチをご紹介します!

タオルを使った肩甲骨ストレッチ

タオルをぴんと張って持ち、腕を前後に動かすことで、演奏によって凝った肩甲骨まわりの筋肉がスムーズに動くようになります。腹式呼吸を意識しながらやってみましょう!

https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/120300051/120800001/?P=2より引用

よくある質問(FAQ)

楽器を演奏していない時も、姿勢を意識すべきですか?

はい、もちろんです。演奏中の姿勢は、普段の生活習慣の延長線上にあります。例えば、普段から猫背でスマホをいじったり、デスクワークで首が前に出ていたりすると、無意識のうちにその悪い姿勢が演奏中にも現れてしまいます。日常生活から正しい姿勢を意識することで肩こり改善につながります。

どのくらいの期間で効果を実感できますか?

効果を実感するまでの期間には個人差があります。多くの場合は正しい姿勢を意識し始めたその日から、演奏中の身体の負担が軽くなるのを感じられるはずです。慢性的な肩こりの改善には数週間から数ヶ月かかることもありますが、まずは「演奏後に肩がいつもより楽だ」といった小さな変化に気づくことが大切です。

どんな楽器を演奏する場合でも、この記事の内容は役立ちますか?

はい、役立ちます。この記事で紹介している姿勢については、特定の楽器に限定されるものではありません。管楽器だけでなく、弦楽器や鍵盤楽器を演奏する方にも共通する内容です。ぜひご自身の楽器に応用して実践してみてください。

接骨院概要・アクセス

接骨院概要

  • 院名:長原環七通り接骨院
  • 住所:〒145-0064 東京都大田区上池台1-5-16 ハイツ大山
  • 診療時間:平日10:00~12:30 / 15:30~21:00 土曜日・祝日9:00~12:00 / 14:30~17:00
  • 定休日:日曜日・水曜日
  • 予約方法:電話またはLINEでご予約いただけます。

アクセス

〒145-0064 東京都大田区上池台1-5-16 ハイツ大山
長原駅から徒歩5分!旗の台駅から徒歩10分の好立地

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