鍼灸で“ズーン”と響くのはなぜ? 痛みとは違う「ひびき」のメカニズムを徹底解説!!

鍼灸を受けているとき、ズーンと鈍く重い感覚が広がって、『これって大丈夫なの?』と不安になったことはありませんか?

チクッとした痛みとは違い、じんわり重だるく、ときには離れた場所まで響くこの感覚は、鍼灸では『ひびき(得気)』と呼ばれています。
実はこの響きはただの刺激ではありません。
痛みを和らげたり、筋肉の緊張をゆるめたりと鍼灸の効果とも深く関わっていると考えられているんです。

『なぜ響くのか』『痛みと何が違うのか』『響かないと効いていないのか』といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、響きが起こるメカニズムや痛みとの違いや、響かないと効果がないのか?などをわかりやすく解説していきます!
鍼灸の感覚をきちんと理解して、安心して施術を受けましょう!

この記事でわかること
・『響き』とは
・響きが起こるメカニズム
・響いてないと効果がない?
・まとめ

目次

『響き』とは

鍼灸でいう『響き』とは、鍼がツボや体の反応ポイントに当たったときに感じる、独特の感覚のことです。
鍼灸施術を受けた方は『ズーンと重い』『ジワ〜っと広がる』『奥に響くような感じ』といった表現をされることが多いです。

チクッとした鋭い痛みとは違い、体の奥に何かが届いたような感覚なのが特徴です。

この感覚が生まれるのは、鍼が筋肉の奥にある固くなったポイントや神経の末端に触れ、さまざまなセンサーが反応するためです。
たとえば、ジンジンとした鈍い感覚を伝えるC線維や、チクっとした鋭い痛みを伝えるAδ(エーデルタ)線維、筋肉や腱の状態を感知する固有受容器などが刺激されます。

こうして届いた刺激が脳に伝わると、脳がもともと備えている『痛みを抑える仕組み』にスイッチが入ります。
すると、痛みを感じにくくする働きをもつエンドルフィンやセロトニンといった物質が分泌され、痛みの信号が抑えられているとされています。

つまり響きは、痛みを和らげるスイッチをしっかり押してくれている時の感覚と考えられています。

響きが起こるメカニズム

鍼で感じるズーンやツーンとした響きは、たまたま起こっているわけではありません。
体の中で、筋肉や神経や血の流れがいろいろ反応して、あの感覚が生まれています。ここでは、代表的な3つの理由を、解説していきます。

固くなった筋肉に鍼が届いたとき

ずっと疲れていたり、こっていたりする筋肉には、『硬結(こうけつ)』というカチカチに固くなった部分ができやすくなります。
『トリガーポイント』とも呼ばれ、痛みの原因になりやすい場所です。

この部分に鍼が届くと、筋肉が一瞬ふっとゆるみます。
たとえば、ぎゅーっと引っ張られていたゴムの片側を、パッと離したところを想像してみてください。
ゴムがびよーんと動きますよね。それと同じように、筋肉の中でも緊張がほどける変化が起こり、それが『重だるい』『奥に響く』『ズーンと広がる』という感覚として伝わるのです。

毎日がんばっている筋肉ほど、この反応が出やすいといわれています。

体の奥のセンサーが反応したとき

筋肉や関節の奥には、『深部受容器(しんぶじゅようき)』という、体の動きや力の入り具合を感じ取るセンサーがあります。
鍼は皮ふの表面だけでなく、この奥のセンサーにも刺激を届けることができます。

そのため、チクッとする表面の痛みとは違って、『ズーンと重い』『じわっと広がる』『スーッと流れる』といった、奥行きのある感覚が出ることがあります。

これは神経がキズついたわけではありません。
体の中の情報が脳へ伝わるときに起こる、ふつうの反応なので安心してください。
とくに、筋肉と骨のさかい目あたりで感じやすい響きです。

※施術後にしばらく違和感が続く場合は施術者に相談すると安心です。

血やリンパの流れが変わったとき

鍼で筋肉の力がぬけると、血管が広がっていき血液やリンパがいつもと流れ方が変わります。
すると、『じんわりあたたかい』『重だるい』『体の中で何かが動いている感じ』がすることがあります。

とくに、流れが悪くなっていた場所ほど変化が大きいので、『ズーン』と感じやすくなります。
これは、体が整えるモードに入ったサインのひとつです。強い刺激でなくても起こります。

むくみのある人は、いつも皮ふがパンとはっている感じがあります。それが鍼でスッとゆるむと、反対に『いつもと違う』と感じることもあります。

響いてないと効果がない?

結論、そんなことはありません。

ズーンと響いたほうが効いている気がする、という方は多いのですが、響かなくても鍼はちゃんと働いています。
大切なのは響いたかどうかではなく、体にとって安全で心地よく感じられる刺激かどうかです。

中国鍼の考え方には、『得気(とくき)』と呼ばれる響きが出ると効果が高まる、というものがあります。
響きが出ると、痛みをやわらげる物質が体の中で出たり、気持ちが落ち着いたりすると考えられているからです。
また、『施術してもらっている』と実感しやすいので、あえて響かせる鍼灸師もいます。
マッサージでぐーっと強めに押してもらうと『効いてる!』と感じやすいのと同じですね。

響かなくても大丈夫な理由

❶鍼の刺激はとても小さいので、感じなくても体の中では変化が起きている
❷筋肉のこわばりがゆるむ、神経が整う、血の流れや自律神経が変わるといった反応は、ズーンと響かなくても起こる
❸浅くやさしい刺激でも、痛みをおさえるしくみは働くことがわかっている
❹刺激を感じなかった人や、いつの間にか寝てしまった人でも、あとで楽になることがよくある

強い刺激がいいとは限らない

すごくこっているから、強くしてもらわなきゃと思いがちですが、強すぎる刺激は体にとってストレスになります。体がびっくりして、かえってキュッと固くなってしまうこともあるのです。

反対に、響きが苦手な人が無理に我慢すると、『こわい』『つらい』という気持ちだけが残って、施術の良さを感じにくくなってしまいます。

大切なのは、身体がどう反応しているかなので、どのくらいの刺激がちょうどいいのかはその日の身体の状況によって異なります。

・症状の種類や重さ
・鍼をする場所
・響きとの相性
・刺激への感じやすさ
・その日の体調

上記を確認しながら施術を行いますので必ずしも響いた方が良いというわけでも刺激が強いと良いわけでもありません。

必要なときは響きを使うこともありますが、基本の考え方は少ない刺激で、大きな変化を引き出すことです。
響きが苦手な方は、遠慮せずに施術者へ伝えてくださいね。

当院での鍼灸施術は必ずお電話でのご予約をお願いしております。

まとめ

鍼灸で感じる響きは、鍼がツボや体の反応ポイントに当たったときに生まれる、ズーンと重く奥に響くような独特の感覚です。
ただの痛みとは違い、筋肉の奥にある固くなったポイントや神経の末端が刺激されることで体のセンサーが反応して起こります。

このとき、脳に備わっている痛みを抑える仕組みにスイッチが入り、痛みを感じにくくなると考えられています。
響きが起こる理由は、主に次の3つです。

・固くなった筋肉に鍼が届いて、緊張がふっとゆるむ
・筋肉や関節の奥にあるセンサー(深部受容器)が刺激を受ける
・筋肉がゆるんで、血液やリンパの流れが変わる

どれも神経を傷つけているわけではなく、体の正常な反応です。

では、響かないと効果がないのでしょうか。
結論、そんなことはありません。響きで効果が高まるという考え方もありますが、それは数ある考え方のひとつです。浅くやさしい刺激でも痛みを抑える仕組みは働きますし、強すぎる刺激はかえって体を緊張させてしまうこともあります。

大切なのは、響いたかどうかよりも、体がどう反応しているかです。

響きは、体が鍼に反応しているサインのひとつですが、感じなくても体の中では変化が起きています。
ご自身にとって安全で、心地よいと感じられる刺激で施術を受けることが何より大切です。
響きが苦手な方は無理に我慢せず、遠慮なく施術者に伝えてくださいね。

当院へぜひお越しください

身体の不調は当院にお任せください!

最後に、長原環七通り接骨院ではリフトアップを目的とした鍼灸施術の他にも皆さまの健康をサポートするため、肩こり、骨盤矯正、腰痛などに関する相談や施術を行っています。
まずはご相談いただき当院の施術をお試しください。

今回の記事は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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皆様のご来院を心よりお待ちしております。

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