テニス肘の「怖いリスク」と効果的な「治療方法」 接骨院が徹底解説!!

目次

テニス肘とは:概要と原因

テニス肘

テニス肘の定義

テニス肘は、医学的には「外側上顆炎」とも呼ばれます。肘の外側部分、具体的には上腕骨の外側上顆という部分の炎症を指します。

テニス選手に多く見られることからこの名前が付きましたが、テニス選手以外でも発症することがあります。

重いものを持つ、または手を頻繁に使う作業を行うとテニス肘が生じる可能性があるので、スポーツ選手だけでなく、一般の人々も注意が必要です。

原因:過度な使用

テニス肘の主な原因は、肘関節の過度な使用です。
特に、手首と肘の動きを反復的に強く連動させることで、肘の腱に過度な負荷がかかり、炎症を引き起こします。

例えば、テニスやゴルフのようなラケットスポーツは、しばしば肘に大きなストレスを与えます。

しかし、これらのスポーツ選手だけでなく、漫画家やピアニスト、また料理人など、特定の動作を頻繁に繰り返す職業についている人々も同様にテニス肘になりやすいです。

このため、職場環境や生活習慣によってテニス肘になるリスクが増えることがあるので、特に注意が必要です。

テニス肘の主な症状

テニス肘 症状

肘の外側の痛み

テニス肘の主な症状の一つは、肘の外側に痛みが現れることです。

肘を伸ばしたり曲げたりする際や手首の動作を行ったり物を握ったりする際に痛みを感じます。
この痛みは肘周囲の腱や筋肉への負担によって引き起こされるものです。

握力の低下

テニス肘の影響で握力が低下することがあります。肘や前腕の筋肉の弱化や痛みによって、物をしっかりと握ることが難しくなります。日常生活での活動に制限を与える可能性があります。

痛みの変化

テニス肘の痛みは初期段階では活動時にのみ現れることが多いですが、進行すると安静時にも痛みを感じるようになることがあります。

また、長時間の活動や重い物を持つことで痛みが増すこともあります。

症状の悪化

放置するとテニス肘の症状は悪化するリスクがあります。痛みや炎症が継続し、日常生活においても支障をきたすようになります。

適切な治療や予防策を行わないと、症状が慢性化し、回復までの時間が長くなる可能性があります。

以上がテニス肘の主な症状です。症状の早期発見と適切なケアが重要です。医師の診断や適切な治療を受けることをおすすめします。

テニス肘の診断:どのように判断するのか

判断

医師がどう判断するのか説明します。

症状の詳細な聴取

医師は、症状の始まりの時期、痛みの程度、特に痛みが悪化する活動などについて詳しく聞きます。これにより、テニス肘の典型的な症状との一致を確認します。

身体的評価

医師は、患者の肘の可動域や痛みの箇所を評価します。圧痛(痛みがある部位の押圧)や筋力テストなどを行い、テニス肘の特徴的な身体的所見を確認します。

画像検査

医師は、必要に応じてレントゲン、MRI、超音波などの画像検査を依頼することもあります。これによって、骨や組織の異常が可視化され、テニス肘の診断が補完されます。

自分での見分け方!

自己診断には限界がありますが、以下の指標を参考にすることでテニス肘を疑うことができます。

  • 痛みの箇所: テニス肘では、肘の外側に痛みや圧痛が生じます。
  • 痛みの特徴: 突然の痛みや違和感、重い物を持ったり握ったりする際に痛みが増すことがあります。
  • 痛みの悪化: テニス肘は、特にラケットスポーツや重い物の持ち上げなどの動作によって痛みが悪化する傾向があります。

しかし、症状が慢性化したり、自己ケアや安静にしても改善しない場合は、必ず医師の診断を受けるべきです。

テニス肘 医学的アプローチの治療方法

医学的なアプローチに基づくテニス肘の治療法は、以下の方法があります。

1. 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用

NSAIDsは、炎症や痛みを軽減する効果があります。テニス肘においては、痛みの緩和と炎症の抑制に効果的です。

例えば、イブプロフェンやナプロキセンなどが一般的に使用されます。

2. 保護と安静

テニス肘の治療では、肘を保護し、過度の負荷や繰り返しの動作を避けることが重要です。

安静にするためには、テーピングやサポーターの使用が役立ちます。

3. 筋力トレーニングとストレッチ

テニス肘の回復には、筋力トレーニングとストレッチが有効です。

専門家の指導のもと、適切なエクササイズを行うことで、筋肉のバランスを整え、負荷を軽減することができます。

4. 物理療法

物理療法は、テニス肘の症状緩和と回復を促すために使用されます。

電気刺激療法、超音波療法、レーザー療法などが一般的に利用され、血流促進や組織修復を促す効果があります。

5. 手術治療

重度のテニス肘に対しては、手術治療が検討される場合があります。
手術は最終手段であり、他の治療法が効果を示さなかった場合や、患者の日常生活や職業に影響を与えるような場合に選択されます。

医学的アプローチの治療法は、痛みの緩和や炎症の抑制、筋力と柔軟性の回復などに焦点を当てています。しかし、治療の選択は個々の症状や患者のニーズに応じて行われるべきです。

医師や専門家との相談を通じて最適な治療計画を立てることが重要です。

テニス肘の長期的影響:未治療時のリスク

未治療のまま放置すると、テニス肘は長期的な影響をもたらすリスクがあります。

リスク1: 症状の悪化

テニス肘は進行することがあり、痛みや炎症が慢性化する場合があります。患者が適切な治療を受けずに活動を続けると、症状が悪化するリスクが高まります。

リスク2: 日常生活への影響

テニス肘の症状が重くなると、日常生活に制約が生じる可能性があります。例えば、物を持つ、握る、重いものを持ち上げるなどの基本的な動作が困難になることがあります。

リスク3: 仕事やスポーツへの制約

テニス肘の痛みや制限は、仕事やスポーツ活動にも影響を与えることがあります。仕事での物の運搬や肘を使う動作が必要な職業では、テニス肘の症状によって業務の遂行が困難になる可能性があります。

リスク4: 心理的な影響

慢性的な痛みや制限によって、心理的な負担やストレスが増加することがあります。テニス肘による制約が継続すると、生活の質や心理的な健康にも悪影響を及ぼすことがあります。

テニス肘は早期に適切な治療を受けることが重要です。放置すると症状が悪化し、日常生活や仕事に影響を与えるリスクが高まります。

適切な医学的アプローチやリハビリテーションを受けることで、テニス肘の長期的な影響を軽減し、早期の回復を促すことができます。

当院にぜひお任せください

この記事ではテニス肘について徹底解説しました。
自身の症状を正確に理解し、必要なら専門家に相談することが重要です。

ここでの情報は参考の一部に過ぎず、自己診断や自己治療の代替とはなりません。長期的な痛みや不快感がある場合は、必ず専門家に相談してください。

こちらにエクササイズ方法について書いた記事があるので、ぜひご覧ください!

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