【注意】FPS中に起こる頭痛の正体とは?緊張型頭痛の治し方を徹底解説!

「1時間だけのつもりが、気づけば3時間――。」
そんな経験、ありませんか?
もしかしたら、それがあなたの頭痛の原因かもしれません。
長時間のゲームプレイは私たちの視覚と体に大きなストレスをかけています。
そして、結果的に健康リスクを高める原因になっているのです。
今回ご紹介する「緊張型頭痛」も長時間ゲームをすることで起こる、健康リスクのひとつです。
「え、じゃあどうしたらいいの?」「緊張型頭痛はどうしたら治るの…?」など心配になっちゃいますよね。
そこで今回の記事では、FPSゲームを長時間プレイすることで起きる緊張型頭痛について
予防策や対処法なども含め詳しく解説していきます!
・FPSゲーマーに多い“緊張型頭痛”とは?
・緊張型頭痛の種類について
・緊張型頭痛が起きた時の対処法
・緊張型頭痛がひどいときは病院へ
ぜひ最後までご覧ください!
FPSゲーマーに多い“緊張型頭痛”とは?

まずは、今回の記事でメインとして扱う「緊張型頭痛」について詳しく解説していきます。
緊張型頭痛の特徴
緊張型頭痛とは、後頭部から首すじにかけて重苦しい感じや、頭がベルトで締めつけられているような圧迫感を伴うタイプの頭痛です。
このタイプの頭痛は、軽度から中等度の痛みを特徴としますが、通常ズキズキするような痛みや吐き気、光や音へ過敏になってしまうといった症状が伴うことはありません。
緊張型頭痛の原因
緊張型頭痛の主な原因は、首や肩、頭部の筋肉の緊張によるものとされています。
同じ姿勢を長時間取りつづけてしまうと、肩周囲や頭部の筋膜や筋肉が次第に硬くなってしまいます。
そうなると、乳酸などの疲労物質が筋肉に溜まりやすくなってしまい、これが神経などを圧迫・刺激することで痛みが引き起こされるとされています。
このような要因によって、圧迫感を伴う痛みが発生してしまうのです。
FPSゲームのプレイが頭痛にどう影響するのか?
次に、FPSのゲームがどのように頭痛に影響するのかについてみていきます。
- 長時間の集中
FPSゲームでは、プレイヤーは敵を見つけ反応し、戦略を練るため長時間に渡り、画面を直視するかと思います。
画面を食い入るように見る姿勢が長時間続くと、特に首や肩、頭部の筋肉への緊張が高まります。
このような体に精神的ストレスが与えられる状況が長く続くと、頭痛を発症しやすくなります。 - 姿勢の問題
ゲーム中は、ついつい前かがみの姿勢になってしまったり、腰を丸めた姿勢になってしまう方も多いのではないでしょうか。
こうした不適切な姿勢は、血流の悪化や、首や肩の筋肉に過剰な緊張を引き起こしやすくなります。
これが頭痛の原因になります。 - 精神的ストレス
ゲームの勝利に伴う高揚感や、敗北に伴う落胆は、強い感情の波を引き起こします。
このような感情の変動は自律神経のバランスを崩し、知らぬまに自分の体にストレスを起こすことがあります。
また、オンラインゲームで他のプレイヤーと競争する場面や、ランキング戦ではそのプレッシャーはさらに高まり、緊張感も高まるでしょう。
この緊張感が精神的ストレスを引き起こし、頭痛の原因となることがあります。
緊張型頭痛の種類について

ここまでは、緊張型頭痛の内容や原因についてみてきましたが、
実は、この緊張型頭痛には「反復性緊張型頭痛」と「慢性緊張型頭痛」という二つのタイプがあり、頻度が人によって異なるという特徴があります。
ここからは、その2種類の違いについて詳しくみていきたいと思います。
反復性緊張型頭痛の特徴・原因
- 反復性緊張型頭痛の特徴
反復性緊張型頭痛は、月に15日未満で発生し、痛みは軽度から中等度という場合が多く、痛みの持続時間は数分から、ひどい場合には数日続くこともあります。
朝起きてから徐々に痛みが始まり、日中に痛みが悪化することが特徴です。
ですが、夜間に悪化して睡眠を妨げるといったことは滅多にありません。
- 反復性緊張型頭痛の原因
反復性緊張型頭痛の原因は、首や肩、頭の筋肉の緊張と考えられています。
例えば、長時間のデスクワークやスマートフォンの見過ぎ、無理な姿勢などが、知らぬ間に首や肩、頭の筋肉に大きな負担をかけ、筋肉に緊張を与えてしまっています。
こういった筋肉への緊張が高まると、筋肉の血行不良や炎症を引き起こしてしまい、このことが原因となって頭痛が発生すると考えられています。
慢性緊張型頭痛の特徴・原因
- 慢性緊張型頭痛の特徴
慢性緊張型頭痛は、反復性緊張型頭痛とは反対に、慢性緊張型頭痛は月に15日以上も頭痛が発生する場合があります。
痛みが一日のほとんどの時間にわたって続くこともあるので、痛みの程度に変動はあるものの、ほぼ常に何らかの形で頭痛が起こっているのが特徴です。
- 慢性緊張型頭痛の原因
慢性緊張型頭痛の原因は、現状としては完全に解明されていないですが、筋肉の緊張といった身体的なストレスではなく、心配事や不安といった気持ちのストレス、不規則な生活リズム、睡眠障害、運動不足などの精神的ストレス、あるいは生活習慣の問題が関与していると考えられています。
緊張型頭痛が起きた時の対処法

前の章では、緊張型頭痛の2つのタイプ「反復性緊張型頭痛」「慢性緊張型頭痛」の特徴や原因について、お話ししましたが、ここからは、緊張型頭痛に対する対処法について詳しくみていきたいと思います。
患部を温める
冒頭お伝えしましたが、緊張型頭痛の原因は、首や肩、頭部の筋肉の緊張とされています。
筋肉の緊張をとる際に効果的なのは、冷やすよりも、患部を温めることです。
首や肩、頭部部分の筋肉をしっかりと温めることで筋肉の緊張がとれ、頭痛の緩和につなげることができます。
湯船に浸かってしっかりと体を温めたり、肩や首に蒸しタオルなどといった温かいものを当てて温めるのがおすすめです。
・湯船に浸かり、体をしっかりと温める
・筋肉が緊張してるであろう箇所(首や肩、頭部)に蒸しタオルなどの温かいものを当てて、しっかりと温める
軽い運動
先ほど、患部を温めることが効果的だと記述しましたが、同様の考えで、軽い運動をするのも効果的な対処法の1つです。
軽い運動(ウォーキングなど)をすることで、体を温めることができるので、結果的に頭痛の緩和にも繋げることができます。
さらに、時間がある際には、呼吸と同時に背中と腰の筋肉を伸ばすキャット&カウストレッチなどの簡単なヨガのポーズをとることも効果的です。
・軽い運動(ウォーキングなど)で、体全体をしっかりと温める
・キャット&カウストレッチなどといったストレッチも取り入れるとなお良い
栄養と水分補給
水分を十分に取ることも、頭痛の予防と対処に非常に効果的です。
水分を取らずに体が脱水状態になってしまうと、頭痛を引き起こしてしまう原因になる場合があります。
なので、こまめに水分を取ることを意識し、体が脱水状態になるのを防ぎましょう。
また、水分だけではなくビタミンB群、マグネシウム、オメガ3脂肪酸を豊富に含む食品を摂るようにしましょう。
これらの栄養素には、ストレス緩和効果や炎症を抑制する効果があるため、体の神経機能を支えて頭痛の予防に役立ちます。
・ビタミンB
→レバー、卵、鶏肉、全粒穀物(例:全粒小麦、玄米)、ナッツ類(例:アーモンド、ピーナッツ)など
・マグネシウム
→緑葉野菜(例:ほうれん草、ケール)、バナナ、アボカド、豆類(例:黒豆、ひよこ豆)など
・オメガ3脂肪酸
→脂質の多い魚(例:サーモン、マグロ、サバ)、亜麻仁油、チアシード、クルミ、ヘンプシードなど
食事をする際は、頭痛に効果がある食材を積極的に取ることを心がけ、日常的に対策を行いましょう。
・バランスの取れた食事を日頃から心がける
・ビタミンB群、マグネシウム、オメガ3脂肪酸を豊富に含む食品を積極に摂るようにする
プレイ環境の改善
頭痛を防ぐためには、自分の周りの環境を整えることも効果的です。
例えば、モニターを目の高さに合わせて、少し下向きに設置して首の負担を軽減させたり、腰と背中をしっかりと支えるため、椅子は足が床にピタリとつく高さに調整するなど、家具の配置と調整を行うことも効果的でしょう。
また、デスクライトの光やゲーム中の大きな音も、頭痛を誘発してしまうことがあります。
なので、直接的な強い光を避け、柔らかい間接照明を利用することで目の疲れを軽減させたり、騒音を低減するために防音材を利用したりなど、体にストレスを与えない環境づくりを心がけましょう。
環境を整えるだけでも、目の疲れや首の痛みが軽減され、緊張型頭痛の発生リスクを低減することができます。
・自分のプレイ環境を整える(モニターを目の高さに合わせる、椅子は足が床にピタリとつく高さに調整するなど)
・直接的な強い光を避け、柔らかい間接照明を利用することで目の疲れを軽減させる
・騒音を低減するために防音材を使用する
緊張型頭痛がひどいときは病院へ

頭痛が繰り返し発生したり、特に強い痛みが続いたりする場合、それは単なる一時的な不快感ではなく、深刻な健康問題のサインである可能性があります。
このような状況では、医療機関での専門的な診断と治療が必要です。
気をつけるべき症状
特に以下のような症状がある場合は、早急に医師の診察を受けるべきです。
・頭痛が急に始まり、非常に強い場合
・視覚障害、言語障害、意識の混濁など他の神経症状が伴う場合
・吐き気や嘔吐が頻繁に伴う場合
・頭痛のパターンが変わる、または日常生活に影響が出る場合
日常生活に影響を与えるほど頭痛が深刻な場合には、
自己判断をせずに医療機関を訪れることが最も安全で確実な対処法です。
まとめ

ここまで緊張型頭痛の特徴や症状、そして対処法などについて解説してきました。
緊張型頭痛は筋肉の緊張と精神的ストレスが主な要因であり、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、FPSゲーム中の不適切な姿勢などが首や肩の筋肉に過剰な緊張をもたらし、緊張型頭痛を誘発する可能性があります。
また、頭痛の対処法としては、定期的な休憩や軽い運動、適切な水分・栄養補給といった対処法を取ることなどが挙げられます。
しかし、日常生活に支障をきたしてしまうほど症状が重い場合には、医療機関での適切な診断と治療が必要になるため、無理をせず早めに病院へ行くようにしましょう。
これらの対処法を実践してみることで、健康的なライフスタイルを維持し、緊張型頭痛のリスクを最小限に抑えることができます。健康的な環境を整え、FPSゲームを思う存分楽しみましょう!
今回の記事はこれで以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。
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