腱鞘炎で通うべきはここ!接骨院か整形外科か、どれを選ぶべき?

腱鞘炎の痛みを感じていませんか?
そのまま放置すると、症状が悪化し日常生活に支障をきたすことも。
不適切な治療先選びは、回復を遅らせるだけでなく、最悪の場合手術が必要になることもあります。
本記事では、腱鞘炎の症状に応じた接骨院と整形外科の適切な選び方を詳しく解説します。
腱鞘炎の基礎知識

腱鞘炎は、手や指を頻繁に使う人に多く発症する炎症性の疾患です。特にパソコン作業が多い方、スマホを長時間操作する方、育児中の方、楽器演奏をする方などに多く見られます。手首や指の付け根に痛みや腫れを感じたり、動かしにくくなったりするのが特徴です。
腱鞘炎の主な症状
・指や手首を動かすと痛みがある
特に親指側の手首に鋭い痛みが現れ、動かすと悪化することが多いです。
・朝起きたときにこわばる感じがする
朝起きたときや長時間使用後に指や手首がこわばることがあります。
・動作不自然
物を握る、持ち上げるといった基本的な動作が困難になることもあります。腱が引っかかる感覚や、動かしたときにカクンと音がすることもあります(ばね指の症状)。
腱鞘炎は放置するとどうなる?
「そのうち治るだろう」と放置すると、症状が悪化し、慢性的な痛みになってしまう可能性があります。最悪の場合、手指がスムーズに動かなくなり、仕事や家事に支障をきたすことも。
特に、腱鞘が厚くなってしまうと、手術以外の方法で改善するのが難しくなります。
腱鞘炎の治療を受けるためには、「整形外科」や「接骨院(整骨院)」といった選択肢があります。しかし、どちらに行けばよいのか迷う人も多いでしょう。
そんな接骨院と整形外科の違いについて解説していきます。
接骨院と整形外科の違い

腱鞘炎の治療を検討する際、多くの方が「接骨院と整形外科のどちらに行けばよいのか?」と迷うことがあるでしょう。それぞれの特徴と治療法の違いを理解して適切に判断することが大切です。
接骨院(整骨院)とは?
接骨院(整骨院)は、柔道整復師が施術を行う医療機関で、主に手技療法や物理療法を用いて治療を行います。
接骨院で受けられる治療
- 手技療法(マッサージやストレッチ)
- 電気療法(低周波・超音波)
- テーピングや固定
- 生活指導(姿勢・使い方の指導)
接骨院のメリット・デメリット
メリット
・痛みの軽減や再発防止に効果が期待できる
・予約が取りやすく、継続しやすい
・身体全体のバランスを整える施術が受けられる
デメリット
・医師ではないため診断や薬の処方はできない
・一部の施術は保険適用外になることもある
整形外科とは?
整形外科は、骨や関節、筋肉、腱といった運動器の疾患を専門とする医療機関です。
腱鞘炎の診断や治療を受ける際、まずは整形外科を受診するのが一般的です。
整形外科で受けられる治療
- 診断(レントゲンやエコーを用いた検査)
- 消炎鎮痛剤の処方(内服薬・外用薬)
- ステロイド注射
- リハビリテーション
- 手術(症状が重い場合)
整形外科のメリット・デメリット
メリット
・医学的根拠に基づいた診断と治療が受けられる
・痛み止めや注射など即効性のある治療が可能
・手術が必要な場合も対応できる
デメリット
・待ち時間が長いことが多い
・保存療法中心で根本的な改善になりにくい
どんなケースでどこに行くべき?適切な医療機関の選び方

腱鞘炎の治療には、症状の程度や個々の生活スタイルに応じた医療機関の選択が重要です。
症状の程度に応じた選択
軽度の腱鞘炎であれば接骨院での施術が効果的な場合もあります。
しかし、痛みが激しい場合や腫れ、発赤、機能障害がある場合は整形外科での診断が必要です。
特に、数週間経っても改善しない場合や、日常生活に支障をきたす場合は、専門医の診察を受けることをおすすめします。どちらに行くか迷った場合は、以下を参考にしてください。
接骨院に行くべきケース
- 軽度の痛みが続いている
- 予防やケアをしたい
- 根本的な原因にアプローチし、再発を予防したい
- 仕事が忙しく、整形外科への通院が難しい
整形外科に行くべきケース
- 痛みが強く、日常生活に支障をきたしている
- 指が動かしにくくなってきた
- 腫れや熱感がある
- 長期間治らない、再発を繰り返している
口コミや評判を参考に
地域の医療機関の評判や口コミを調べることも重要です。
信頼できる医師や施術者がいるかどうか、実際に通っている人の声を参考にすると安心です。
通いやすさと利便性
自宅や職場から通いやすい場所にあるか、予約の取りやすさ、診療時間なども選ぶ際のポイントです。
自己ケアと予防

腱鞘炎は日常生活の中での自己ケアや予防が非常に重要です。再発を防ぐためにも、以下のポイントに注意しましょう。
適度な休息とストレッチ
手首や指を酷使しないように注意し、適度な休息を取ることが大切です。長時間の作業の合間に手首や指のストレッチを行い、柔軟性を保ちましょう。
正しい姿勢と作業環境の見直し
長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用時には、手首の角度や姿勢に注意しましょう。手首を過度に曲げないようにし、肘と手首が一直線になるように配置を工夫すると負担が軽減されます。
冷えや乾燥を防ぐ
冷えは血行不良を招き、腱鞘炎の悪化につながることがあります。冬場は手首を冷やさないように注意し、ハンドクリームで皮膚の乾燥を防ぐことも大切です。
まとめ:自分に合った治療を選ぼう

腱鞘炎は早期の適切な対応が重要です。
軽度の症状には接骨院でのケアが有効ですが、痛みが強い場合や長期間続く場合は整形外科での診断と治療が必要です。自己ケアや予防策を取り入れ、再発防止にも努めましょう。
医療機関の選び方を理解し、自分に最適な治療法を見つけることで、腱鞘炎の早期回復を目指しましょう。
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当院へ是非お越し下さい

最後に、長原環七通り接骨院では皆さまの健康をサポートするため、肩こり、骨盤矯正、腰痛などに関する相談や治療を行っています。
身体の不調でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください!
今回の記事はこれで以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。