これって鞭打ち?交通事故後に現れる痛みを和らげる方法とは?

だれもが予期せぬ交通事故。そして怪我。一刻も早く痛みを取り除きたかったりしますよね。

交通事故後に現れる痛み、その中でも今回は鞭打ちの痛みを和らげる方法をご紹介していきたいと思います!

この記事でわかること
・鞭打ちとは?
・鞭打ちが起きた際の痛みの和らげ方
・鞭打ちになった時のNG行動
・交通事故後の通院先選びのポイント

目次

そもそも鞭打ちって?

『鞭打ち』とは強い衝撃によって頭が揺さぶれる事によって首(頸椎)に負担がかかり不調や痛みといった症状

現れる事です。正式には『頸椎捻挫』、『外傷性頚部症候群』とも呼ばれます。

主な原因としては交通事故はもちろん

  • 高所からの転落
  • スポーツでの衝突
  • スキー、スノーボード等ウィンタースポーツ等での転倒

などがあります。症状は

  • 頭痛 / 首の痛みや動かし難さ / 吐き気
  • 顎関節の痛み / 耳鳴り / めまい
  • しびれ / 疲労感 / 倦怠感….etc.

このように様々な症状がみられます。そんな中痛みを和らげる方法とは・・・

痛みの和らげ方

安静にする

鞭打ちになったらとにかく安静第一。

無理に無理に動かしたり触ったりすると、筋肉や神経を傷つけてしまう恐れがあります。ただし、安静期間が長すぎると関節の拘縮や筋肉の萎縮にもつながる為数日が推奨されています。

電気治療・鍼治療

電気治療は、電気刺激を用いて体に優しい微弱電流を流します。弱い電流を流し、筋肉を収縮させて神経を刺激し血行の促進や痛みを鎮静が期待でき、身体の不調を整えていく効果が期待できます。

鍼治療は、鍼灸の独特な鎮痛効果を利用して、痛みを和らげ、自律神経のバランスを調整し筋肉の緊張も緩和してくれます。血行促進にもつながり症状改善が期待できます。

どちらも完治するまで定期的な通院が必要となります。

アイシング

鞭打ちの症状がでてすぐの場合、炎症が起きていることが多いのでまずは炎症をしっかり抑えることが大切になっていきます。炎症を放置してしまうと悪化してしまう恐れがあるので、注意が必要です。

入浴すると血行が良くなり炎症が強くなってしまう可能性があるので、シャワーなどで済ませましょう。

患部をしっかりと冷やしましょう!
ただし長く冷やしすぎてしまうと凍傷の恐れがあるので15分以上は続けて行わないようにしましょう。

マッサージ

マッサージを行うことにより肩や首の緊張をほぐすことができ、血行が促進されます。

血行促進により痛みの緩和が期待できます。ただし、鞭打ちに対するマッサージはいつでも行って良いものではありません。炎症が落ち着いてきた頃(怪我から2~3か月以降)がベストなタイミングといえます。

強くマッサージしてしまうと返って痛みが悪化する恐れがあるので、
ソフトなマッサージが適しているといえます。

市販薬の使用

市販の鎮痛薬(イブプロフェン・ロキソニン等)、湿布は赤くなる・腫れ・熱を持つ・痛みなどに効果があり炎症を抑え、痛みを和らげる効果があります。

対処法についてご紹介してきましたが、アイシングやセルフケアを行っても痛みや違和感が取れない場合は

早めに病院へ受診するようにしましょう。医師による早期治療が痛みを和らげる一番の近道です。

鞭打になった時のNG行動は!?

鞭打ちになっても、家事や仕事で一日安静になんてしてられない!

そんな方も多いのではないでしょうか。普段の生活を続けながらも今から紹介する5つのポイントに気を付けて
生活してみてください。

事故直後にマッサージをする

先ほども言いましたが、事故直後は炎症を起こしている状態になります。

痛くて、ほぐしたら痛みがやわらぐのでは・・と思いがちですが

安易にマッサージを行うと、傷ついている靭帯や筋肉をさらに傷つけてしまう可能性があります。

車の運転

どのような症状であっても車の運転をしてはいけません。

痛みがそれほどではなく、大丈夫だろうと思っても運転の最中に手足のしびれなどが生じて運転がままならなくなる場合もあります。

長風呂

疲れ をとるためにゆっくり入りたい・・・と思うでしょうが、血流がよくなってしまう入浴は鞭打ちによる炎症が落ち着いたと判断できるまで控えましょう。

自己判断が難しい場合は医師の判断を仰いでくださいね。

アルコールの摂取

アルコールも血液の循環を良くする効果がありますので、痛みや炎症が強くなってしまう可能性があります。

少なくても1週間は我慢しましょう!

首に負担のかかる寝方をする

首に負担のかかる寝方(姿勢)をすると、症状が悪化してしまうことがあります。

寝るときは基本的に仰向けの状態で眠りにつきましょう。

首を無理な角度にまげないよう安静に保つことが重要です。また、痛みを少しでも和らげるために適切な高さと硬さの枕を用意することも大切です。

普段の生活に欠かせない睡眠や入浴時にも注意が必要なことがわかります。

少しでも早く痛みが和らぐよう、自宅でできることはやっておきたいですよね。

交通事故後の通院先はどう選ぶ?

自然治癒はしない鞭打ち。必ず通院が必要になっていきます。通院先を見つけるためのポイントを

3つご紹介したいとおもいます!

通院しやすい医療機関を選ぶ

自身が通いやすい時間・場所に通院できることがとても大切です。通院される方の中には仕事終わりじゃないと通院できない方も少なくないはずです。通勤時間と診療時間がかさなり通院そのものが難しくなる場合もあります。

このような場合、遅くまで診療している駅近や自宅近辺の通院先を探すのがベストといえます。

場所や診療時間を確認し、自分のライフスタイルに合った通院先を探しましょう!

実績が豊富かをチェックする

きになる医療機関・整骨院等が見つかった場合、そこが交通事故の取り扱いが豊富かどうかチェックしてみましょう。

鞭打ちには様々な症状がある為、医師や施術者が交通事故に詳しくない場合と適切な治療・施術を行ってもらえない可能性があります。また、交通事故に慣れていない医療機関・整骨院等は保険の扱いに詳しくなく、手続きで手間取ってしまう可能性もあるのです。

担当医がある程度決まっている

鞭打ちは中長期的に通院ことが珍しくありません。何度も通院することを考えると担当医はある程度決まっている方が望ましいと言えます。

毎回のように担当医が変わってしまうとカルテ上で情報共有はされるものの、常に初診のようにもなりかねません。症状の経過を一人の先生が把握できないため施術内容も適したものと言えなくなってしまう恐れがあります。
通院する側も担当医が違うたびに自身の状況を説明するのは大変なので可能な限り、担当医が固定の医療機関が望ましいでしょう。

担当医が固定できるのか、電話やホームページ等で事前にチェックしてみましょう!

治ったと思って自己判断で治療を中断してしまうと、再度症状が出てきてしまう場合がありますので完治までしっかりと通院しましょう。

まとめ

今回は鞭打ちになった際の具体的な対処法とNG行動、そして自分に合った通院先を見つけるポイントをご紹介しました。

スポーツや交通事故による鞭打ち、痛みの他にも沢山の症状があり、その症状によって適切な判断と処置が必要となってきます。
セルフケアで一時的に和らいだとしても、それは完治したとは言えません。

自己判断により症状がより悪化してしまう前にまずは医療機関に受診しましょう。

完治するまでの間、NG行動に注意しながら日々の生活を送ってみてくだいね。

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