手根管症候群とは?ゲーム中の“手・指の痺れ”について解説!

皆さんは、手根管症候群という病気聞いたことあるでしょうか。

この病気、実は日本人の1000人に1人が侵されているとも言われています。
手根管症候群の症状としては、手・指の痺れ等が挙げられます。

・ゲーム中に手首に違和感を感じる。
・作業中に手首が痺れる
・キーボードがうまく打てなくなった

もしかしたらその症状、「手根管症候群」のせいかもしれません。

今回の記事では、

・手根管症候群について
・手根管症候群の対処方法
・手根管症候群の予防方法

の3点について、詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

目次

手根管症候群について

まず初めに、手根管症候群とはという病気とは何かについてお話ししていきたいと思います。

手根管症候群とは

冒頭にもお話ししましたが、手根管症候群は日本人の1000人に1人がなっている病気です。
また、手根管症候群は、妊娠・出産期や更年期の女性に多く生じるのが特徴です。

手根管症候群とは、手根管で何らかの原因によって正中神経が圧迫を受け、手のしびれや痛みを伴う疾患のことを指します。
「手根管」とは、手首にある骨と靭帯に囲まれている管状の空間のことをいいます。

手根管症候群は、親指から薬指までの4本の指に症状が強く現れますが、薬指に関しては中指側の半分だけにしびれが生じ、小指にしびれや痛みが出ないのが大きな特徴になっています。

原因

手根管症候群の主な原因は下記の5つです。

・手首の外傷や骨折
・手首の酷使
・遺伝的要因
・喫煙
・妊娠

・手首の外傷や骨折
手首に怪我をしたり、骨折をしたりすると、手根管が狭くなり神経を圧迫することがあります。

・手首の酷使
キーボード入力や手作業、ゲームなど、手首を頻繁に使用する作業が原因となることがあります。

・遺伝的要因
手根管の狭さや形状は遺伝的に人それぞれ違います。
なので、遺伝的に手根管が狭かったりすると、それが要因になる場合もあります。

・喫煙
タバコなどを吸っている人は、ニコチンの作用で血管が収縮してしまいます。
その結果、循環障害が起こりやすくなります。

・妊娠
妊娠中のホルモン変化や体液の増加により、手根管内の圧力が増加することがあります。

主な症状

次に、手根管症候群の主な症状ですが、下記の3つがあります。

・手の痺れや痛み
・感覚が鈍くなる
・筋力の低下

・手の痺れや痛み
手の親指、人差し指、中指、薬指の半分にかけて痺れや痛みが生じます。特に夜間に強く現れることが多いです。
また、手首や腕にも痛みが放散することがあります。

・感覚が鈍くなる
手や指の感覚が鈍くなることがあります。
この症状は、物をつかんだり触れたりする際に、感じることが多いです。

・筋力の低下
親指の付け根の筋肉が萎縮し、親指と他の指で物をつかむ力が弱くなることがあります。
この症状によって、特に、細かい動作や持ち上げる動作などが難しくなります。

手根管症候群・腱鞘炎・ばね指の違い

手根管症候群と似たような病気に、腱鞘炎・ばね指といったものがあります。

ここでは、上記の病気の違いについてお話ししていきます。

手根管症候群は、手根管が圧迫されることによって引き起こされる「神経障害」
腱鞘炎は、腱鞘腱がこすれ合って引き起こされる「腱鞘の炎症」
ばね指は、手のひらの指の付け根の腱の腱鞘炎でよく見られる症状の1つで、親指や中指がまるでバネのようなカクカク、ガックンとしたぎこちない動きになってしまう症状

手根管症候群の対処方法

ここからは、手根管症候群の対処方法について詳しくお話ししていきます。
改善方法としては、下記の3つがあります。

・ストレッチ
・温める
・サポーターの活用

ストレッチ

1つ目は、ストレッチです。

手首のストレッチは、筋肉の緊張を緩める効果があるので、手根管症候群には効果的です。
ストレッチ方法としては、以下のようにストレッチしましょう。

STEP
片方の腕を胸の前にまっすぐ出します。
STEP
反対側の手を使い、指を手の甲に向けてゆっくりと倒すように手首をそらしていきます。
STEP
30秒かけてゆっくりと伸ばし、それを交互に行いましょう。

温める

2つ目は、温めるです。

入浴で体を温めることで、筋肉の緊張の緩和と血流の循環の改善が期待できます。
厚めのお湯よりは、少しぬるめ(38〜39度)のお湯に、20分〜30分ほどを目安に浸かるようにしましょう。

また、蒸しタオルも有効な手段の1つです。
手首付近を蒸しタオル等の温かいもので温めることで、痺れや痛みを緩和させる効果が期待できます。

サポーターの活用

3つ目は、サポーターの活用です。

手首を固定するためのサポートバンドやブレースを活用することで、痺れや痛みを和らげることができます。
家事や仕事、ゲーム等で手首を酷使する日中に着用するのはもちろん、夜間に手首が不自然な角度で曲がらないようにするため、寝ている際も着用するとより良いでしょう。

手根管症候群の予防方法

最後に、手根管症候群の予防方法について詳しく見ていきたいと思います。

予防法としては、以下の3つがあります。

・休息
・正しい姿勢の習得
・セルフマッサージ

休息

1つ目は休息です。

作業やゲームに集中してしまうと、何時間も経ってしまっていた。なんてことを経験したことのある方は多いかと思います。
そんな中、休息なしで使いっぱなしの手首には、当然疲労が溜まっています。

それが結果的には、手根管症候群の要因になり兼ねません。
なので、意図的に休息を取るようにしましょう。
なかなか気付けない方は、タイマーを設定するなど工夫しましょう。

正しい姿勢の習得

2つ目は、正しい姿勢の習得です。

ゲーム中に痛みが発生する場合は、キーボードやマウスを使用する際の手首に気をつけましょう。
手首を真っ直ぐに保ち、手首を酷使しないようにしましょう。

また、椅子の高さを調整し、肘が直角に曲がるようにし、手首に余計な負担がかからないようにしましょう。

セルフマッサージ

3つ目は、セルフマッサージです。

毎日、隙間時間等にセルフマッサージを行うことで、手根管症候群の予防をすることができます。

マッサージ法としては、手首を回したり、腕全体を揉みほぐしたりするようにしましょう。
そうすると、筋肉の緊張がとれ、緩和につながります。

まとめ

今回の記事では、「手根管症候群とは?ゲーム中の“手・指の痺れ”について解説!」と題して、

・手根管症候群について
・手根管症候群の対処方法
・手根管症候群の予防方法

この3つについて詳しく解説してきました。

今回のまとめとしては、

手根管症候群とは、手根管で何らかの原因によって正中神経が圧迫を受け、手のしびれや痛みを伴う疾患のことである。
・症状としては、手の痺れや痛み、感覚が鈍くなる、筋力の低下などがある。
・対処法としては、しっかりとストレッチをする、患部を温める、サポーターを活用するなどがある。
・予防法としては、適度な休息を取る、正しい姿勢の習得する、セルフマッサージを行うなどがある。

の4つが挙げられます。

手首に違和感がある、手の痺れや痛みがひどい等の症状がある方は、ぜひ今回の記事を見て対処してみてください。
また、ひどいようであれば、我慢せず医療機関に受診するようにしましょう。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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